英文法の勉強について

とある文法の授業で配布したレジュメのごく一部を抜粋して、載せます。
参考になれば幸いです。

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文法・語法問題で高得点をGETするためには・・・
正しい勉強方法が必要。
ただやみくもに暗記しても点数につながらない・・・


☆基本方針

形から解くこと!!


※「形→意味」の順番で考えるのが鉄則!!
意味から解くと3分かかる問題が、形から解けば3秒で解けることも。

形から解くためには・・・


○品詞の理解
名詞・形容詞・副詞・接続詞・前置詞・動詞については区別できるように…

特に、
―形容詞と副詞の区別
―前置詞と接続詞の区別
はそのまま出ます。



○仕組みの理解
できるだけ多くの問題が解けるルール(仕組み)を身に付ける。
そのためにはバラバラの知識をまとめる必要あり。


e.g. seeの語法
see O の後ろに続く形がぱっと思い浮かびますか?


○構文の理解
差がつくのは構文系の問題。
1SVをつかむ。
2カタマリ(句・節)をつかむ。
3つなげる(修飾関係)。
という一連の作業をできるようにする。


※長文読解、和訳、英作文、整序英作文、正誤問題はすべて、構文の理解が問われています。最近の私立大学の入試問題では、構文系の問題の出題率が上がっており、一方でこの手の問題における受験生の正答率は低くなっています。



☆これから3か月の文法学習法

○アウトプットする。

―志望校の過去問か、範囲指定のない文法問題集を素材に、問題演習!!
難しい問題も、基本問題(基本的な仕組み)の組み合わせであることがほとんど。
組み合わせを解きほぐす練習を。
それ以外の、重箱の隅をつつくような細かい出題は、無視しても一切合否には関わらない。
暗記事項の範囲を広げすぎないこと。そんな時間はありません。

―問題を見た瞬間にインプットした仕組みとの関連に気づく練習を!!

―時間を測って、形から速く解く練習を!!
 センターにおいては言うまでもなく、私大でも、文法問題で時間短縮できれば、長文にたっぷり時間を掛けられます。トータルで高得点が狙えます。


○文法分野の穴を潰す。

アウトプットの演習で見えてきた弱点を一気に潰します。

特に…
1:時制
2:態
3:動名詞
4:分詞
5:不定詞
6:関係詞
7:比較
8:代名詞

まずは基本的な文構造に関わるここから!!


基本的な仕組みを習得することに専念すべきです。
丸暗記は最後の手段です。


苦手な分野は、文法書(参考書)の例文を参照しながら、自分でまとめてみるのも有効。


○問題形式ごとに対策をする。
志望校の出題傾向を参考に、形式ごとに訓練すべきです。

例えば、
正誤問題は多くの受験生が苦手とする出題形式です。
しかし、構文力があれば、満点を狙うことも可能です。

ただ漫然と問題を解くだけでは不十分です。
正しい解き方を身につけて、問題演習を繰り返すことが大切です。

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以上です。
しんどいと思った時が勝負の時です。
少しずつでも前に進みましょう。


ともに頑張ろう。