小論文について

この「思いつきでしゃべろう日記」。
気づくと…
全然思いつきでしゃべってない…(笑)


ところで今日は、
小論文が苦手で何を書いたらいいかよくわからない人に、一言アドバイス。


小論文の問題では「問題提起→自分の主張→理由の論証」という流れで答案を作成することになります。


ここで多くの受験生がやりがちなのが、知識の暗記です。
「環境系の文章ならこれを書く。」というように書く内容を決めてしまう人もいるようです。
しかし、大学側が求めているのは果たして知識力でしょうか。
そんなことはないはずです。大学が求めているのは論理的・説得的な文章を書く力です。


確かにある程度の知識は必要です。たとえば毎年経済系のテーマで出題される大学では円高や円安、ゲーム理論などについての知識は必須でしょうし、法律系なら自由と民主主義、権利や平等といった概念について最低限の理解は必要でしょう。また様々なテーマについて「読むだけ小論文」などの本を2〜3冊読んで軽くネタを仕入れておくのも時には役立つでしょう。しかし、あくまで知識は補助的なものであり、知識がなければ全く書けない、というのは大学側の要求するところから少しずれてしまっています。


前置きが長くなりましたが、論理的・説得的な文章を書くコツは、「自分の疑問に思うことを問題提起として書く」ことです。結論が自分でもよくわからないものを問題として提起することで、まず第一歩を踏み出します。そして提起した問題に対して何でもいいので端的に結論を述べます。そしてここからが勝負。あとはひたすら「自分を説得する」ように論を組み立てていくのです。基本的には結論に対する理由を述べます。その際、場合によってはさらなる疑問が出てきますから、さらに問題提起してそれに答えていきます。具体例や反対説とそれに対する批判を述べるのも有効でしょう。


このやり方だと、書くことがないと悩んでいた人でも、あっという間に字数を稼げるでしょう。
また、自分の疑問に答えるために丁寧に論証しますから、書き終えた時にはかなり説得的な文章になっているはずです。


小論文の方向性がつかめず、途方に暮れている人はぜひ試してみてくださいね。


最近は豆乳にはまっています。


では。