大学入試 英作文のコツ1
年末に200通近くの英作文を添削しました。
その中で、文法・構文ミスの全くない答案はどのくらいあったと思いますか?
一部の授業でも話しましたが、わずか2〜3通です。
まずは文法・構文ミスをなくすだけで、本番で相対的にかなり浮かび上がります。
3単現のsとか冠詞とか、関係代名詞の使い方とか、基本的なところをしっかり確認する癖をつけましょう。
さて、文法・構文は問題ない、って人は次の段階です。
今日はいわゆる条件・自由英作文について注意すべきポイントについて、受験生のやりがちなミスを想定しながら、書いてみます。
今日は「予測可能性の高い文を書く」、について。
「予測可能性の高い文」というのは、先が読める文のことです。
例えば、It is certain that〜, but…「確かに〜だが…」という譲歩の構文があります。
この、 It is certainが出てきた時点で、but…が出てくるのを予測できます。
これが、「先が読める」ということです。
他にも、「〜という意見に賛成である。理由は2つある。1つには…」という書き方も、先が読めますね。
こういう文章を書けるように練習してほしいんです。
先が読めない文章は、非常に読みにくくなってしまいます。
よくあるのは、主張の後、いきなり長々と具体例を述べている文章です。
具体例を述べる際は、その前に抽象的な記述が必要です。
いきなり具体例を書き始めると、どこまで続くのかもわからず、次にどこで抽象的な記述が来るのかがわかりにくくなってしまいます。
先が読めないんですね。
主張⇒具体例(理由)
というより、
主張⇒理由(抽象)⇒具体例
です。これだけで、全然違います。
ぜひ、実践してみてくださいね。