2019年 センター試験英語(リスニング)雑感

リスニングも簡単に感想を書いておきます。

第1問

謎のキャラが出てくる問1が話題になっているようですね。問3のように選択肢がいくつか出てきて、消去法的に正解を選ばせる問題は共通テストでも出そうです。また、問4のように直接言っていないけれど「言いたいこと」を推測させる問題なんかは共通テストのプレテストでも出ていました。問5はthe hourly rateの部分を聞き落とした受験生もいたのではないかと思います。問6もやや難でした。

第2問

問10の否定疑問はいわゆる文法問題でも出てきますね。共通テストプレテストのリスニングでは文法事項をリスニングできく問題も出ていました。4技能重視が謳われる昨今ですが、4技能を下支えするものが文法であり、構文であり、語彙です。「文法軽視」の姿勢だけは避けねばなりませんね。

第3問

Aでは特に変わった問題はなさそうです。会話の展開の把握が求められる問題でした。Bは聴き取った情報をもとに表と照らし合わせて設問に答える問題です。設問を先に読んでから解くと解きやすいでしょう。ただ、「蝶の展示が開いてない」という内容が聞こえてきたら「てことは今日は金曜だ」と表を見ながら確認できるのが理想です。極端な話、設問を見なくてもだいたい何を聞かれるか予想できてしまう力をつけるのが理想でしょう。

第4問

Aは個人的にはやや発音が聞き取りにくかったです(個人的な相性の問題だと思われます)。問21は聞こえてくる単語を使ったダミーの選択肢が含まれていることもあり、③や④あたりを選んだ受験生もいたかもしれません。問22はセンターリスニングではよくある言い換えの問題ですね。

Bは3人出てきますが、話の展開がありがちなものだったこともあり、また根拠が比較的はっきりしていることから説きやすかったと思われます。問24は "They might bite people or bark too much."という 具体的な表現を"behavioral problems"と「抽象化」させるもので、共通テストでも出そうだと思いました。

2019年 センター試験英語(筆記)雑感

今年のセンター試験、解いてみました。

簡単に感想を記しておきます。

第1問

発音・アクセントはA、Bともに頻出の基本的なものばかりでした。いわゆるカタカナ語の問題も多く出題されています。Bの問4は比較的間違いやすいかもしれません。

第2問

Aは全体的に昨年よりも少し難しくなった気がします。in no timeやrun out of、meet...demandsのような表現はそもそも知らないときつかったでしょう。また、問3のalmost droppingのところは④mostly droppingを選んでしまった受験生も少なくないでしょう。また問7や問10のように品詞を意識して解く問題も出ていましたね。日ごろから品詞を意識した文法学習をしたいものです。

Bの整序英作文は例年通りの難易度でしょうか。問3のmake oneself heard「声を届かせる」あたりは知識として持っておきたいところです。

Cは例年通り形と意味の両面から判断させる問題ですが、問2はbarelyの使い方が難しかったかもしれません。

第3問

Aは例年通り、文同士の関係を確認しながらパラグラフ全体のトピックと違うものを「不要文」として選ぶ問題です。今回は「抽象→具体的な説明」の流れを意識すれば比較的解きやすい問題だったと言えます。

BはI don't think...と「否定」が入っている箇所が複数あって、ちゃんと読んでいなかった受験生は引っかかってしまったかもしれません。32はSallyの具体的な状況の説明等をヒントにしつつ③のsome outdoor furnitureを選ばせるという、「抽象化」させる問題で、共通テストでもこれから問われそうなタイプの問題だと思いました。

第4問

Aは表やグラフの空所にあてはまるものを選ぶ問題が消え、全体的にいつもと少し雰囲気が違いました。問1はルールを理解してあてはめる、思考力を問う問題です。少し迷った受験生もいると思われます。それ以外の問題も共通テストで出てもおかしくないような問題でした。続く段落の内容を推測させる問題は消えましたね。一応推測の問題を作れそうな文章ですが。

Bは例年と比べるとそれほど複雑ではないので、Aで時間をかけすぎた受験生もここで挽回できたのではないでしょうか。この手の問題は共通テストでも出題が予想されますが、ある程度は解き慣れも大切ですね。

第5問

「昨年のように宇宙人の日誌みたいな変な問題が出たら嫌だなあ。まじめにやっている受験生を混乱させる問題は出してほしくないなあ。」と思っていたところ、普通の問題でした。問1の③was asked by her father to do itは本文ではっきり否定しているのですが、急いであまりちゃんと考えずに選んでしまった受験生もいるかもしれません。問3②の選択肢なんかも同じような作り方ですね。「何となくそれっぽい選択肢を本文に照らして誤りだと判断する」力って結構大事です。

第6問

問1のimperativeの意味を問う問題は前後の文同士の関係や段落内の展開から単語の意味を推測させる問題で、良問だと思います。問3も抽象→具体の流れがわかっているかどうかを問う問題です。これは共通テストで思考力等を問う問題として出てもおかしくないタイプの問題だと思います。問4は➀が段落(5)で述べられている、というのは「言い換えすぎ」、というか飛躍のような気がします。ただ、他の選択肢がより明らかに誤りなので、消去法で選べるかな、という印象です。微妙な出題だと個人的には思います。段落表完成はまぎらわしいものもなく、解きやすかったでしょう。普段から段落を1つ読み終えるたびに一言で段落の要約をする癖をつけるとこういう問題は解きやすいですよ。

英検1級2次試験(スピーチ・面接)対策について(2)

 

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今回はスピーチの練習の仕方について書きます。

 

今日書く記事は、英語のスピーチなどしたことがなく、日頃英語を話す機会などほとんどなく、そもそも2分間しゃべり続けられるかも自信がないよ、というスピーチ超初心者向けです。あくまで1つの提案です。

 

海外経験が長くてスピーチは得意、とか日頃から英語を話す機会が多くある、という人にとってはあまり役に立たないアドバイスでしょう(笑)。

 

まずスピーチでは、前回の記事で書いたように、型を決めることが何より大事です。型さえ決まればそれに機械的に主張・理由・具体例を当てはめていけばいいですからね。

 

 

そこで、まず広告の裏でもノートでも何でもいいので、スピーチを書いてみることをおすすめします。テーマを何でもいいから1つ決めて、書いていきます。この際の注意点は、「ものすごいスピードで書く」ということです。「書く」というより「書きなぐる」感じでバーッと書きます。思いついたことをそのまま、しゃべっているような感覚で書いていきます。表現が多少しょぼくてもOKです。だいたい、スピーチ初級者にとって、よくある模範解答の答えは難しすぎます。最初はたどたどしい英語で十分です。

 

 

「書きなぐり原稿」が出来上がったら、これを実際に面接の場面を想定しながらゆっくり読んでみます。この際いわゆるfiller words(つなぎ言葉 you knowとかI meanとか)は入れないように気を付けましょう。癖になりますからね。時間を測ってみて、2分ぴったりかそれを少し超えるようならOKです。足りなければ、原稿を手直ししましょう。この「書きなぐり原稿」の作成と音読・調整の作業で、自分がどの程度の内容を、どの程度のスピードでどの程度の分量話せるのかが一気にわかります。そうすると、本番これぐらい話せればいいんだな、というイメージを自分の中にはっきりと作ることができます。

 

 

今回は「書きなぐり原稿」について書きました。

次回は、様々なテーマについて実際にどう練習していけばよいのかを書く予定です。

 

では。

 

英検1級2次試験(スピーチ・面接)対策について(1)

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最近、ちょくちょく英検1級対策について質問を受けることがありますので、何回かに分けて書いてみたいと思います。

 

 

特に1番多い質問が、英検1級のスピーチ対策です。

 

 

初めて受ける人は、イメージが湧きにくいですよね。

 

 

基本的な試験の流れは、英検のHP

http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/virtual/

に出ている通りです。

 

 

以下では、これをさらに具体的に見ていきたいと思います。

 

 

1.10秒で選び、50秒で考える

 

(1)10秒で選ぶ

 

面接試験では、2分間のスピーチが課せられます。

 

トピックカードが渡され、5つのトピックから選びます。

 

選んで構想を練る時間は1分間。

 

かなり短いです。

 

そこで、10秒で選び、50秒で話す内容を考えるのが理想です。

 

 

10秒でテーマを選ぶためには、

ある程度「これ!」というテーマを自分の中で絞っておくといいです。

 

 

できれば2つ以上の分野を、過去に出題された問題を参考に選んでおきましょう。

 

 

私が受けたときは、私自身の専門が語学・教育・法律・経済(経営)なので、あらかじめこれらの分野のテーマから選ぶことに決めていました。

 

 

特に専門はないよ、という人や迷う人は、環境問題や教育問題が答えやすいでしょう。

自分の経験を語りやすいからですね。

 

 

どれだけ興味があっても、専門外のことは突っ込まれると答えにくいですから、そこそこ深く話せるものを選ぶのがオススメです。

 

 

なお、あまり抽象的に考えすぎるとしゃべることがなくなりやすいですから、具体例が日本語でバーッと思い浮かぶものをテーマとして選ぶといいですよ。

 

 

(2)50秒で考える

10秒でテーマを決めたら、今度は50秒でスピーチの構成を考えます。

 

 

構成を考えるときは、型を決めるのが一番です。

 

 

英語のスピーチでは、 一次試験のエッセー英作文と同じように、

 

 

イントロダクション

意見

理由1&具体例

理由2&具体例

結論

 

がもっともポピュラーで、使えます。

 

 

よほどのこだわりがない限りそのまま使うことをオススメします。

 

 

次回は、スピーチの練習の仕方について書きます。

センター試験を受けている人へ。

センター試験を受けている人へ。



終わった科目の答えを書き直すことはできません。



手応えがあってもなくても、終わった科目のことは置いておいて、次の科目に集中しましょうね。



結果は後から出てきます。
途中で自分で結果を決めないこと、
最後まで諦めないことが大切です。

頻出アクセント 一問一答5

【問題】

pol • i • tics

【解答】

pɑ'lətìks政治学

【問題】

pre • fer

【解答】

prifə'ːr~を(…よりも)好む

【問題】

pref • er • a • ble

【解答】

préfərəbl(…より)望ましい

【問題】

pref • er • ence

【解答】

préfərəns好み

【問題】

pri • vate

【解答】

práivət個人的な、私的な

【問題】

priv • i • lege

【解答】

prívəlidʒ特権

 

【問題】

pro • ce • dure

【解答】

prəsíːdʒər手順・手続き

【問題】

prod • uct

【解答】

prɑ'dʌkt製品

【問題】

pur • chase

【解答】

 pə'ːrtʃəs購入する

 

【問題】

re • cent • ly

【解答】

ríːsntli近ごろ

【問題】

rec • om • mend

【解答】

rèkəméndすすめる

【問題】

ref • er • ence

【解答】

réfərəns言及

【問題】

ref • uge

【解答】

réfjuːdʒ避難

【問題】

re • fu • gee

【解答】

rèfjudʒíː避難者

【問題】

reg • is • ter

【解答】

rédʒistər登録

【問題】

sac • ri • fice

【解答】

sǽkrəfàis犠牲

【問題】

sat • is • fy

【解答】

sǽtisfài満足させる

【問題】

sep • a • rate

【解答】

sépərèit分ける

【問題】

se • ries

【解答】

síəriːz一連

【問題】

suc • cess

【解答】

səksés成功

【問題】

sur • face

【解答】

sə'ːrfis表面

【問題】

tech • nique

【解答】

tekníːk技量

【問題】

tem • per • a • ture

【解答】

témpərətʃər温度

【問題】

to • ma • to

【解答】

təméitouトマト

【問題】

un • der • stand

【解答】

ʌ`ndərstǽnd理解する

【問題】

u • ni • verse

【解答】

júːnəvə`ːrs宇宙

【問題】

vac • cine

【解答】

væksíːnワクチン

【問題】

vi • o • lin

【解答】

vàiəlínバイオリン

【問題】

vol • ume

【解答】

vɑ'ljuːm本、1巻、量

【問題】

vol • un • tar • y

【解答】

vɑ'ləntèri自発的な

【問題】

vol • un • teer

【解答】

vɑ`ləntíərボランティア

 

 

頻出アクセント 一問一答4

【問題】

in • tro • duce

【解答】

ìntrədjúːs紹介する・導入する

【問題】          

laun • dry 

【解答】

lɔ'ːndri 洗濯・洗濯物

【問題】

lux • u • ry

【解答】

lʌ'kʃəriぜいたく

【問題】

ma • chine

【解答】

məʃíːn機械

【問題】

man • ag • er

【解答】

mǽnidʒər経営者・管理人

【問題】

mech • an • ism

【解答】

mékənìzm装置・仕組み

【問題】

mel • an • chol • y

【解答】

mélənkɑ`li憂うつ

【問題】

nec • es • sar • y

【解答】

nésəsèri必要な

【問題】

ne • ces • si • ty

【解答】

nəsésəti必需品

【問題】

ob • sta • cle

【解答】

ɑ'bstəkl障害(物)

【問題】

oc • cur

【解答】

əkə'ːr起こる

【問題】

oc • cur • rence

【解答】

əkə'ːrəns出来事

【問題】

of • fer

【解答】

ɔ'ːfər提供する

【問題】

op • er • a • tor

【解答】

ɑ'pərèitər運転者,操作者

【問題】

or • ange

【解答】

ɔ'ːrindʒオレンジ

【問題】

or • ches • tra

【解答】

ɔ'ːrkəstrəオーケストラ

【問題】

or • di • nar • y

【解答】

ɔ'ːrdənèri普通の

【問題】

or • i • gin

【解答】

ɔ'ːrədʒin起源

【問題】

o • rig • i • nal

【解答】

ərídʒənl最初の・原作

【問題】

pa • rade

【解答】

pəréidパレード

【問題】

par • tic • u • lar

【解答】

pərtíkjulər特有の

【問題】

pat • tern

【解答】

pǽtərnパターン

【問題】

pe • des • tri • an

【解答】

pədéstriən歩行者

【問題】

per • cent

【解答】

pərséntパーセント

【問題】

per • cent • age

【解答】

pərséntidʒパーセント

【問題】

phe • nom • e • non

【解答】

finɑ'mənɑ`n現象

【問題】

pho • to • graph

【解答】

fóutəgræ`f写真

【問題】

pho • tog • ra • pher

【解答】

fətɑ'grəfər写真家

【問題】

pi • a • no

【解答】

piɑ'ːnouピアノ

【問題】

plat • form

【解答】

plǽtfɔːrm壇・教壇・台・舞台・プラットホーム

【問題】

po • lice

【解答】

pəlíːs警察

【問題】

po • lit • i • cal

【解答】

pəlítikəl政治の

【問題】

pol • i • ti • cian

【解答】

pɑ`lətíʃən政治家