英語の正誤問題のコツ
今日は、正誤問題のコツについて。
このブログでは以前にも書いたことですし、授業でも言っていますが、
一部の大学を除いて、正誤問題は構文の問題です。
基本的にはSVをとって、カタマリ(句・節)をつかんで、それがどこにかかるかを考えます。
その際、SとVが一致していなかったり、従属接続詞があるのに後ろにSVがなかったり、
そもそもSが見当たらなかったり、といろいろな「矛盾点」が見つかります。
そしてそこが答えになります。
一方、構文的に正しい場合は、細かな文法事項(時制や冠詞など)や前置詞が適切か(特に、atとrateやinとdirectionなど、前置詞と名詞の結びつきが強い場合は要注意)などについてみていきます。
それでも問題がなければ、今度は「意味が通るか」をみていきます。
「意味が通るか」の判断に際しては、「否定」の意味を入れたり、あるいは逆に抜いたりしないと文意が通らないのではないかについてまずは考えます。
東大受験生にとってはおなじみのパターンですね。
以上が正誤問題の基本的な流れです。
まとめると、
構文チェック→文法チェック→意味チェックです。
差がつくのは構文チェックの段階で答えが出る問題です。
最後に、超頻出間違い箇所について。
○時制(仮定法の基本形も含む)
○能動(現在分詞〜ing)と受動(過去分詞p.p.)
(特に、感情を表す動詞surpriseやexcite等。)
○冠詞(可算かつ単数名詞はa/theが必要)
○SとVの一致(三単現のs、be動詞が適切か)
○前置詞と接続詞(前置詞+名詞、接続詞+SV)
です。
また、これも以前書きましたが、正誤問題は過去問焼き直しの多い形式です。
かなりさかのぼって過去問をやる価値ありです。
また、出題ポイントが限られるので、いろんな大学の正誤問題だけを
解きまくるのも、この形式に限っては有効です。
「また、これか。」
と思えるようになったらしめたもの。
苦手な人も最後まで対策をしてみてくださいね。